禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「そうか…。無理矢理にでも、連れてくるなんてしたくないしね。」
「ごめんね。」
その言葉が、精一杯。
「いいよ。」
そのまま、何も話さなくて。
ただ、宮埜の腕の中で泣き続けた。
「ごめんね。」
その言葉が、精一杯。
「いいよ。」
そのまま、何も話さなくて。
ただ、宮埜の腕の中で泣き続けた。