禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
■潰されそうな気持ち■
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英里奈には、その日のうちにメールした。
晴沢に言えなかったってだけ。
『もう!!勇気あるのみだよ<(`^´)>』
って、メールが返ってきた。
『ごめん(――;)』
とだけ返した。
それ以上の言葉が見つからなくて。
前に進まなきゃいけないのに。
時間が止まったかのように、そこから先が進めない。
勇気以前に、自分の気持ちにウソをつきたくなくて。
前に進むのを怖がってる?
♪~♪♪
珍しい。
宮埜から電話だ。