禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
無力な自分が悔しくて。
何にもできないのに。
ここに人として存在してる。
「あたしの存在価値って…?」
不意につぶやいてしまった。
「奏凛ちゃんの存在価値?」
少し困った顔をして。
隣に座ってた宮埜が答えた。
「あたしの存在価値。」
同じ言葉を繰り返すだけ。
答えが見つからないから。
その言葉しか出てこなくて。
「奏凛ちゃんの存在価値って言うより、存在意味だよね?」
何かを考えてる。
何にもできないのに。
ここに人として存在してる。
「あたしの存在価値って…?」
不意につぶやいてしまった。
「奏凛ちゃんの存在価値?」
少し困った顔をして。
隣に座ってた宮埜が答えた。
「あたしの存在価値。」
同じ言葉を繰り返すだけ。
答えが見つからないから。
その言葉しか出てこなくて。
「奏凛ちゃんの存在価値って言うより、存在意味だよね?」
何かを考えてる。