禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
連れて行かれたのは、さっき宮埜と別れたばかりの空港の入り口。



真っ黒い車が1台止まってる。



ボンッ!!



車の中に投げ込まれた。



そこにいた人物を見て、頭の中のパニックは加速した。



「…神楽?」



どうして神楽がここにいるの?



何もなかったみたいに、冷酷な顔をしながら窓の外を見て座ってる。



「誰が逃がすか。」



ボソリとつぶやいた。



「逃がすかって…。だって、手放したのは神楽でしょ?それなのに…こんなのってないよ!!」



不安が怒りとなって。



神楽に爆発させた。

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