禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
酷いことばっかりして。



もう、許してよ。



これ以上、あたしの中に神楽を残さないで。



ヒドイことされてるって、分かってるのに。



熱を欲した身体が、もっともっとって神楽を求めてしまう。



昨日だって、母親を抱いたんでしょ?



そんな汚れた体なのに。



そんなの痛いほど分かってるのに。



神楽の激しさで…



何も考えられない。



…忘れてしまいそう。

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