禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
どうせ、あたしは人形なんだから。



神楽に対する反抗もあった。



ささやかな反抗。



神楽以外の男に取られる気分は?



そう考えたら、楽しくなってきた。



「じゃあ、早速だからみんなで遊びに行っちゃおうぜ?」

「学校どうするの?」



ビックリしたのはあたしだけ。



英里奈は楽しそうに笑ってる。



「息抜きも必要でしょ?」



紺屋が英里奈の手を引っ張って。



その姿を見て、渋々あたしと晴沢が後を追いかけた。








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