禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「なに?告白?」
英里奈が神妙な顔をしてる。
「たぶん、壁の落書きのことでしょ?」
「それか。消しに来いって?」
「そうなんじゃない?」
「頑張れ!!」
人事だと思って笑ってる。
でも、なんで晴沢は呼ばないんだろう?
電話で話でもついてるのかな。
2人で消しに来いって言いたいんだろうな。
少し気分は重かったけど、放課後になると、紺屋に連れられて非常階段の踊り場にきた。
こんな所で、文句言いたいのかな?
人目があったら、言いづらいのか?
「話ってなに?」
早く終わりにして欲しい。
こちは、もう文句言われる覚悟はできてるから。
英里奈が神妙な顔をしてる。
「たぶん、壁の落書きのことでしょ?」
「それか。消しに来いって?」
「そうなんじゃない?」
「頑張れ!!」
人事だと思って笑ってる。
でも、なんで晴沢は呼ばないんだろう?
電話で話でもついてるのかな。
2人で消しに来いって言いたいんだろうな。
少し気分は重かったけど、放課後になると、紺屋に連れられて非常階段の踊り場にきた。
こんな所で、文句言いたいのかな?
人目があったら、言いづらいのか?
「話ってなに?」
早く終わりにして欲しい。
こちは、もう文句言われる覚悟はできてるから。