禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「ダメだ。何かあったらどうする?」
「何もないでしょ?ほら、小学校のときから仲のいい、英里奈(えりな)と一緒だし。」
「それでもダメだ。」
やっぱり…
あたしに自由な時間なんてない。
あたしは買われた身だから。
「じゃあ、宮埜(みやの)が一緒でも?」
宮埜って、神楽の幼なじみ。
「…宮埜か。」
ため息混じりに答えた。
「ダメ?」
ジッと鏡越しに神楽の目を見た。
「何もないでしょ?ほら、小学校のときから仲のいい、英里奈(えりな)と一緒だし。」
「それでもダメだ。」
やっぱり…
あたしに自由な時間なんてない。
あたしは買われた身だから。
「じゃあ、宮埜(みやの)が一緒でも?」
宮埜って、神楽の幼なじみ。
「…宮埜か。」
ため息混じりに答えた。
「ダメ?」
ジッと鏡越しに神楽の目を見た。