禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
週刊誌にでも書かれたら、神楽の仕事にも影響出ちゃう。



でも、100万なんて用意なんかできない。



あたしは…



体を売るしかない。



どうせ、神楽に買われてる体。



相手が違うだけでしょ?



あたしが撒いた種なんだし。



ギュッと唇をかみ締めると、自分に言い聞かせるように納得した。



次の日、朝学校に行くと、すぐに紺屋を呼び出した。

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