禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
「…分かった。」


渋ってる顔。



「ありがとう。」



ちょうどいいかも。



英里奈は宮埜が気になってるみたいだし。



あたしは、自分の時間が出来れば嬉しい。



全てが結果OK。



「じゃあ、朝は送っていくよ。」



とかした髪にキスをする。



これも毎日の習慣。



「うん。」



鏡の前から立ち上がると、ソファの上の鞄を持って、神楽の後ろを付いて行った。

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