禁色の囚人~きんじきのとらわれびと~
…西來って。



まさかね?



でも…。



あたしの昔の名前。



西來美緒。



まさか、母親がここまで来たの?



神楽が出て行って、あたしは急いで部屋に戻って着替えた。



母親じゃないって、確認したくて。



応接室に行くと、ドアを数センチ開けて。

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