君を愛す ただ君を……
「聞いてくださーい。私、めちゃくちゃ頑張りましたよー!」
声高らかにマキちゃんがカートを押しながら、ナースステーションに戻ってきたのは、午後3時を過ぎた頃だった
ちょうどお茶にしていたあたしたちは、カステラを口の中いっぱいにして頬張っていた
「どうしたの?」
レイちゃんが、興味なさそうに返事をする
「見てみて…アドレスゲッドだよぉ」
マキちゃんが小さいメモ用紙に書かれてある英数字の羅列を見せてくれた
「マジで? もしかして今朝の研修医?」
カステラをお茶で流し込んだミサキちゃんが、身を乗り出してきた
「そうだよ! 私、頑張ったと思いません?」
マキちゃんが満面の笑みで笑うと、レイちゃんが頭を撫でた
「良くやった!」
「コンパの予約も入れましたぁ」
マキちゃんが片手をあげると、大きな声で発表をする
それを褒め称えるかのように、レイちゃんとミサキちゃんが拍手をした
「でもぉ…それには条件がありましてぇ…」
マキちゃんが、肩を落とすと身体を左右に振りながらあたしを見つめてきた
「涼宮主任が絶対参加なんです」
「え? は? あたし?」
他人事して、微笑ましくマキちゃんたちのやり取りを聞いてたあたしは驚いて席を立ちあがった
「なんで? あたしなの?」
あたしは喉につまったカステラを紅茶で、胃の奥に流し込んだ
「うーん、よくわかんないんですけどぉ。アドレスの交換条件が、すでに主任をコンパに呼ぶっていう前提でしてしまったのでぇ…」
マキちゃんが、首を傾げながら不思議そうに口を開いた
「それって、鼻っからマキはアウト オブ 眼中ってことね」
レイちゃんがあっさりと口にする
声高らかにマキちゃんがカートを押しながら、ナースステーションに戻ってきたのは、午後3時を過ぎた頃だった
ちょうどお茶にしていたあたしたちは、カステラを口の中いっぱいにして頬張っていた
「どうしたの?」
レイちゃんが、興味なさそうに返事をする
「見てみて…アドレスゲッドだよぉ」
マキちゃんが小さいメモ用紙に書かれてある英数字の羅列を見せてくれた
「マジで? もしかして今朝の研修医?」
カステラをお茶で流し込んだミサキちゃんが、身を乗り出してきた
「そうだよ! 私、頑張ったと思いません?」
マキちゃんが満面の笑みで笑うと、レイちゃんが頭を撫でた
「良くやった!」
「コンパの予約も入れましたぁ」
マキちゃんが片手をあげると、大きな声で発表をする
それを褒め称えるかのように、レイちゃんとミサキちゃんが拍手をした
「でもぉ…それには条件がありましてぇ…」
マキちゃんが、肩を落とすと身体を左右に振りながらあたしを見つめてきた
「涼宮主任が絶対参加なんです」
「え? は? あたし?」
他人事して、微笑ましくマキちゃんたちのやり取りを聞いてたあたしは驚いて席を立ちあがった
「なんで? あたしなの?」
あたしは喉につまったカステラを紅茶で、胃の奥に流し込んだ
「うーん、よくわかんないんですけどぉ。アドレスの交換条件が、すでに主任をコンパに呼ぶっていう前提でしてしまったのでぇ…」
マキちゃんが、首を傾げながら不思議そうに口を開いた
「それって、鼻っからマキはアウト オブ 眼中ってことね」
レイちゃんがあっさりと口にする