君を愛す ただ君を……
「それだけ?」
「他になんて送ればいいの? あんたの片想い中の女と口げんかをして、苛々する…て送ったら、怒られるのは私じゃん」
「まあ、そうだけど」
あたしたちは顔を見合わせると、笑い合った
「ねえねえ、海東君に甘えたりしないの? 『会いたい』とか『寂しい』とかって」
「言うはずないじゃん。言ってどうするのよ」
「いやあ、海東君がどんな反応するかな?って思ったから」
あたしはふと疑問に思った
海東君ってレイちゃんが甘えれば、優しくしてくれそうな気がするけどなあ
レイちゃんってついつい強がって、一人で頑張っちゃうから海東君が気づいてくれないんじゃないかなって思うんだよねえ
「酔った勢いで送ってみる?」
レイちゃんが楽しそうに顔を緩めると携帯を握りしめた
「うーんっと『寂しい』っと」
それだけ打ったレイちゃんが送信ボタンを送った
「ええ? それだけ? 海東君に会いたいとか…打たないの?」
「仕事中にそんなん送っても迷惑じゃん…って仕事中にメールするのですら、迷惑っつう噂もあるけどね」
レイちゃんが携帯をしまおうとすると、バイブ音が鳴る
「はやっ」
「いつも返信は早いの?」
「ううん。なんか忘れた頃に返事が来るんだけどなあ。2,3日過ぎてから…とか」
レイちゃんは携帯を開くと、メールを見つめた
「『コンパで振られたからって俺に甘えるな』だってさあ。振られてないっつうの!」
レイちゃんは携帯に突っ込みを入れた
「あ……」
もしかして、海東君、今夜のコンパが気になってるのかな?
「他になんて送ればいいの? あんたの片想い中の女と口げんかをして、苛々する…て送ったら、怒られるのは私じゃん」
「まあ、そうだけど」
あたしたちは顔を見合わせると、笑い合った
「ねえねえ、海東君に甘えたりしないの? 『会いたい』とか『寂しい』とかって」
「言うはずないじゃん。言ってどうするのよ」
「いやあ、海東君がどんな反応するかな?って思ったから」
あたしはふと疑問に思った
海東君ってレイちゃんが甘えれば、優しくしてくれそうな気がするけどなあ
レイちゃんってついつい強がって、一人で頑張っちゃうから海東君が気づいてくれないんじゃないかなって思うんだよねえ
「酔った勢いで送ってみる?」
レイちゃんが楽しそうに顔を緩めると携帯を握りしめた
「うーんっと『寂しい』っと」
それだけ打ったレイちゃんが送信ボタンを送った
「ええ? それだけ? 海東君に会いたいとか…打たないの?」
「仕事中にそんなん送っても迷惑じゃん…って仕事中にメールするのですら、迷惑っつう噂もあるけどね」
レイちゃんが携帯をしまおうとすると、バイブ音が鳴る
「はやっ」
「いつも返信は早いの?」
「ううん。なんか忘れた頃に返事が来るんだけどなあ。2,3日過ぎてから…とか」
レイちゃんは携帯を開くと、メールを見つめた
「『コンパで振られたからって俺に甘えるな』だってさあ。振られてないっつうの!」
レイちゃんは携帯に突っ込みを入れた
「あ……」
もしかして、海東君、今夜のコンパが気になってるのかな?