君を愛す ただ君を……
「んじゃ、あたしは荷物を纏めて寮に帰らないと」
「帰っちゃうの?」
「ん、帰るよ。今日は実家に帰って、越智君との同棲をしていいか聞かないとね」
越智君の顔に笑みが広がった
「良い返事を待ってるよ」
「メールするべき?」
「もちろん」
「わかった。じゃあ、わかりしだいメールするね」
「待ってる」
越智君があたしの手を軽く握りしめた
「ちょ…仕事中なんですけど! 越智先生」
「少しだけ」
越智君はそう言いながら、あたしの手の甲にキスをした
海東君、少し手荒いマネをしたって言ってたけど、軽部先生に何をしたんだろう
仕事を続けてるくらいなんだから、クビになるようなことはしてないと思うけど
海東君って、軽部先生が好き…なんだよね?
それともレイちゃん?
レイちゃんのために、異動の取り下げをしたんだよね?
海東君はどうしてレイちゃんと付き合わないの?
寝る時間を削ってまで、レイちゃんのために動いたのに…それでもただの友人って言い張るのはなぜ?
わからないよ
「越智君、あたし…海東君がわからないよ」
「俺も。涼宮がわからないよ。俺がキスしてるのに、どうして海東ってヤツのことを考えているのか?」
はっとして顔をあげると、越智君がむすっとした表情であたしを見ていた
「あ…いや。だって…」
「なに?」
「ごめんなさい」
あたしはぺこっと頭をさげた
「いろいろあるんだろ。あいつにも。悶々とした気持ちが」
越智君が投げやりな言いかたをした
「冷たいなあ…越智君」
「当たり前だよ。俺、海東ってヤツのことを知らねえし」
越智君があたしの腰に手を回すと、あたしは越智君の手を叩いた
「仕事に戻ってください、越智先生!」
「帰っちゃうの?」
「ん、帰るよ。今日は実家に帰って、越智君との同棲をしていいか聞かないとね」
越智君の顔に笑みが広がった
「良い返事を待ってるよ」
「メールするべき?」
「もちろん」
「わかった。じゃあ、わかりしだいメールするね」
「待ってる」
越智君があたしの手を軽く握りしめた
「ちょ…仕事中なんですけど! 越智先生」
「少しだけ」
越智君はそう言いながら、あたしの手の甲にキスをした
海東君、少し手荒いマネをしたって言ってたけど、軽部先生に何をしたんだろう
仕事を続けてるくらいなんだから、クビになるようなことはしてないと思うけど
海東君って、軽部先生が好き…なんだよね?
それともレイちゃん?
レイちゃんのために、異動の取り下げをしたんだよね?
海東君はどうしてレイちゃんと付き合わないの?
寝る時間を削ってまで、レイちゃんのために動いたのに…それでもただの友人って言い張るのはなぜ?
わからないよ
「越智君、あたし…海東君がわからないよ」
「俺も。涼宮がわからないよ。俺がキスしてるのに、どうして海東ってヤツのことを考えているのか?」
はっとして顔をあげると、越智君がむすっとした表情であたしを見ていた
「あ…いや。だって…」
「なに?」
「ごめんなさい」
あたしはぺこっと頭をさげた
「いろいろあるんだろ。あいつにも。悶々とした気持ちが」
越智君が投げやりな言いかたをした
「冷たいなあ…越智君」
「当たり前だよ。俺、海東ってヤツのことを知らねえし」
越智君があたしの腰に手を回すと、あたしは越智君の手を叩いた
「仕事に戻ってください、越智先生!」