君を愛す ただ君を……
堂々と秘密な関係
「しゅ、に、ん!」
バーのカウンターでレイちゃんがにっこりと笑って、あたしに抱きついてきた
「さあ、説明してもらいましょうか?」
カクテルのアルコールが体に入ったレイちゃんは、ネジが外れたみたいに顔を緩ませている
「もう…レイちゃん、凄く楽しそうなんだけど!」
「もち、楽しいよ。見合い相手の女の前で馬鹿越智が『陽菜』って呼んだんだよぉ。最高に興奮したねっ」
レイちゃんがテーブルをバシバシと 叩いた
「たまたまじゃない?」
「何を言う!わざとに決まってるじゃん。昨日、二人に何があったのよぉ」
レイちゃんがあたしの腕をツツいてきた
「な、何もないよっ」
「あったね!絶対にあった。明らかにあった。だって馬鹿越智の態度が全然、違う」
「そうかな?」
「看護師にたいして優しかった。めちゃ、態度が違ったよ。マキなんか、馬鹿越智に謝られてびっくりしたって騒いでたよ」
あたしはオレンジジュースの入ってるグラスをくるくると回した
記憶を失ってからの越智先生は確かに看護師にたいして冷たいけど、あたしと会ったからって看護師への態度が変わるとは思えないよ
バーのカウンターでレイちゃんがにっこりと笑って、あたしに抱きついてきた
「さあ、説明してもらいましょうか?」
カクテルのアルコールが体に入ったレイちゃんは、ネジが外れたみたいに顔を緩ませている
「もう…レイちゃん、凄く楽しそうなんだけど!」
「もち、楽しいよ。見合い相手の女の前で馬鹿越智が『陽菜』って呼んだんだよぉ。最高に興奮したねっ」
レイちゃんがテーブルをバシバシと 叩いた
「たまたまじゃない?」
「何を言う!わざとに決まってるじゃん。昨日、二人に何があったのよぉ」
レイちゃんがあたしの腕をツツいてきた
「な、何もないよっ」
「あったね!絶対にあった。明らかにあった。だって馬鹿越智の態度が全然、違う」
「そうかな?」
「看護師にたいして優しかった。めちゃ、態度が違ったよ。マキなんか、馬鹿越智に謝られてびっくりしたって騒いでたよ」
あたしはオレンジジュースの入ってるグラスをくるくると回した
記憶を失ってからの越智先生は確かに看護師にたいして冷たいけど、あたしと会ったからって看護師への態度が変わるとは思えないよ