君を愛す ただ君を……
『莱斗さん、今日はこのまま旦那と帰ることになりました。ごめんなさい』
散らかった部屋の中で、凛のメールを見た
「ごめんなさいって何だよっ」
何にたいして謝ってる?
ゆっくりと会って話せなかったこと?
旦那と一緒に帰ること?
それとも……俺とはもう会わない…とか思って、申し訳なくて謝ってるとかないよな?
それは深く考えすぎか?
このまま俺と凛は終わって行くのだろうか?
浮気がばれた旦那の動きが、気になる
浮気相手の女より、凛を選んだのが気に入らない
凛を影で笑っておきながら、凛を見て追いかけるなんて…許せないだろ
「うわっ…ひでぇなあ」
俺と同室の佐山が戻ってくるなり、荒れ果てた室内に顔をひどく歪めた
「永田さんと一緒じゃないのか? てっきり部屋にしけこんでると思ったのに」
「旦那と帰ったよ」
「…は? お前らの関係がバレたのか?」
佐山が驚いて、駆け寄ると、俺と同じベッドに座った
「違う。たまたま旦那が浮気相手と一緒にこのホテルにいたんだよ」
「うわっ…ダブルでご対面?」
「いや…俺たちは関係はバレてない。旦那が浮気相手を放って、妻を追いかけた。んで、一緒に帰った」
「マジで?」
「マジで」
「それでお部屋で一暴れってわけね…たくさぁ。足を怪我してんのに、暴れるなよなあ」
佐山が心配そうに俺の右足首に目をやった
忘れてた…足、捻ったんだっけ
凛のことで、頭がいっぱいで痛みが吹っ飛んでた
散らかった部屋の中で、凛のメールを見た
「ごめんなさいって何だよっ」
何にたいして謝ってる?
ゆっくりと会って話せなかったこと?
旦那と一緒に帰ること?
それとも……俺とはもう会わない…とか思って、申し訳なくて謝ってるとかないよな?
それは深く考えすぎか?
このまま俺と凛は終わって行くのだろうか?
浮気がばれた旦那の動きが、気になる
浮気相手の女より、凛を選んだのが気に入らない
凛を影で笑っておきながら、凛を見て追いかけるなんて…許せないだろ
「うわっ…ひでぇなあ」
俺と同室の佐山が戻ってくるなり、荒れ果てた室内に顔をひどく歪めた
「永田さんと一緒じゃないのか? てっきり部屋にしけこんでると思ったのに」
「旦那と帰ったよ」
「…は? お前らの関係がバレたのか?」
佐山が驚いて、駆け寄ると、俺と同じベッドに座った
「違う。たまたま旦那が浮気相手と一緒にこのホテルにいたんだよ」
「うわっ…ダブルでご対面?」
「いや…俺たちは関係はバレてない。旦那が浮気相手を放って、妻を追いかけた。んで、一緒に帰った」
「マジで?」
「マジで」
「それでお部屋で一暴れってわけね…たくさぁ。足を怪我してんのに、暴れるなよなあ」
佐山が心配そうに俺の右足首に目をやった
忘れてた…足、捻ったんだっけ
凛のことで、頭がいっぱいで痛みが吹っ飛んでた