君を愛す ただ君を……
「新しい先生、格好良かったらどうしよっか。越智君、浮気されないようにしなくちゃだね」
あたしは越智君の顔を見た
越智君はずっとあたしの顔を見ていたようで、目が合ってから、ぱっと逸らされてしまった
え? どうして、逸らすの?
「浮気なんて、心配しないよ」
越智君があたしたちに背を向けて、ぶっきらぼうに答えた
「何よ、魅力がないからって…」
しぃちゃんが、頬を膨らませて不満そうな顔をした
「違うよ。しぃちゃんを信頼してるんだよ」
あたしがしぃちゃんの肩を抱いた
「え? ほんとに?」
しぃちゃんが嬉しそうな顔をすると、あたしから離れて前を歩く越智君の腕に飛びついた
「そうなの?」
「あ? 先生が生徒を恋愛対象で見ないだろ。浮気以前の問題だよ」
「…つまんないのぉ」
しぃちゃんの平手が、越智君の腰に入った
「あっ、そうだ! 今日、ちょっとお茶して帰らない?」
しぃちゃんが振り返って、あたしの顔を見てきた
「あたしはいいから。2人で楽しんでおいでよ」
「え-、だって陽菜がいたほうが楽しいもん」
しぃちゃんが、眉尻を下げて、あたしを見ている
まるで、捨て犬が餌を欲しがっているみたいな…そんな顔をしている
あたしぷっと吹き出した
「デートの邪魔したくないよ」
「デートじゃないし。お茶! お茶を飲むの」
あたしは越智君の顔を見た
越智君はずっとあたしの顔を見ていたようで、目が合ってから、ぱっと逸らされてしまった
え? どうして、逸らすの?
「浮気なんて、心配しないよ」
越智君があたしたちに背を向けて、ぶっきらぼうに答えた
「何よ、魅力がないからって…」
しぃちゃんが、頬を膨らませて不満そうな顔をした
「違うよ。しぃちゃんを信頼してるんだよ」
あたしがしぃちゃんの肩を抱いた
「え? ほんとに?」
しぃちゃんが嬉しそうな顔をすると、あたしから離れて前を歩く越智君の腕に飛びついた
「そうなの?」
「あ? 先生が生徒を恋愛対象で見ないだろ。浮気以前の問題だよ」
「…つまんないのぉ」
しぃちゃんの平手が、越智君の腰に入った
「あっ、そうだ! 今日、ちょっとお茶して帰らない?」
しぃちゃんが振り返って、あたしの顔を見てきた
「あたしはいいから。2人で楽しんでおいでよ」
「え-、だって陽菜がいたほうが楽しいもん」
しぃちゃんが、眉尻を下げて、あたしを見ている
まるで、捨て犬が餌を欲しがっているみたいな…そんな顔をしている
あたしぷっと吹き出した
「デートの邪魔したくないよ」
「デートじゃないし。お茶! お茶を飲むの」