君を愛す ただ君を……
「部活は辞めるつもりでいたけど、しぃと付き合うつもりは全く無いよ」
「え?」
越智君の言葉を聞いて、あたしは全身がカーッと熱くなった
恥ずかしいっ
あたしの勝手な勘違い?
これじゃあ、あたしがヤキモチを焼いて、ただ苛々しているだけじゃない
しぃちゃんと最近、よく話している姿が目に入ってたから、すっかり仲が戻っているのかと思ってた
しぃちゃん、部活の終わりの時間を聞いてたし、一緒に帰るもんだと思ってた
「…で?」
越智君の流し眼に、あたしは布団を掴むと首まで引き上げた
「え? な、何?」
「どうして怒ってたの?」
越智君が嬉しそうな顔で、あたしを見てきた
「べ、べつに怒ってないし」
「怒ってたじゃん。『惚けたってあたしは騙されない』とかって言っちゃって」
越智君が、にこにこと上機嫌な顔であたしの頬をそっと撫でた
「その…えっと。別に深い意味はないけど…」
「意味はあるでしょ?」
「だってジャージに退部届が入ってるから、頭が混乱しちゃったっていうか」
「混乱して、どうしたの?」
あたしは身体を起こすと、枕を越智君に向かって投げた
越智君は枕を受け取ると、くすくすと肩を揺らして笑った
「意地悪!」
「意地悪なのはそっちだろ。なかなか本心を見せてくれないし、近づいたと思ったら、俺を遠くに突き放すんだから」
越智君が、丸椅子から腰を浮かせると、あたしの両頬をそっと掴んでキスをした
唇が重なると、越智君の舌があたしの口を割って入ってきた
初めての感覚にあたしは、越智君のジャージを強く掴んだ
越智君と触れあっているところが熱くてとろけそうになる
幸せで、何も考えられなくなりそうだ
「え?」
越智君の言葉を聞いて、あたしは全身がカーッと熱くなった
恥ずかしいっ
あたしの勝手な勘違い?
これじゃあ、あたしがヤキモチを焼いて、ただ苛々しているだけじゃない
しぃちゃんと最近、よく話している姿が目に入ってたから、すっかり仲が戻っているのかと思ってた
しぃちゃん、部活の終わりの時間を聞いてたし、一緒に帰るもんだと思ってた
「…で?」
越智君の流し眼に、あたしは布団を掴むと首まで引き上げた
「え? な、何?」
「どうして怒ってたの?」
越智君が嬉しそうな顔で、あたしを見てきた
「べ、べつに怒ってないし」
「怒ってたじゃん。『惚けたってあたしは騙されない』とかって言っちゃって」
越智君が、にこにこと上機嫌な顔であたしの頬をそっと撫でた
「その…えっと。別に深い意味はないけど…」
「意味はあるでしょ?」
「だってジャージに退部届が入ってるから、頭が混乱しちゃったっていうか」
「混乱して、どうしたの?」
あたしは身体を起こすと、枕を越智君に向かって投げた
越智君は枕を受け取ると、くすくすと肩を揺らして笑った
「意地悪!」
「意地悪なのはそっちだろ。なかなか本心を見せてくれないし、近づいたと思ったら、俺を遠くに突き放すんだから」
越智君が、丸椅子から腰を浮かせると、あたしの両頬をそっと掴んでキスをした
唇が重なると、越智君の舌があたしの口を割って入ってきた
初めての感覚にあたしは、越智君のジャージを強く掴んだ
越智君と触れあっているところが熱くてとろけそうになる
幸せで、何も考えられなくなりそうだ