宝石のように

しばらくすると、こいつも落ち着いてきた。




「...白木くん。ありがと。ごめんね。」





「別に。...何かあったのか?」




俺がそう聞くと、こいつは俺から目を逸らした。





...あぁ。話したくないことなのか。




「別にいいけど...。」




けど、俺が立ち上がろうとすると制服の裾を掴んだ。








そして、その後に呟かれた言葉は、衝撃的なものだった。













『親が離婚した。美衣奈に裏切られた。』




_
< 145 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop