宝石のように

二人の出会い

俺と蜜夏が出会ったのは、今からだいたい1年前。



高校1年の5月.........




「転校生の白木蓮くんです。仲良くしてくださいね。」



「席はあそこです。」



俺は蜜夏の隣になった。




「俺、苅野 蜜夏(カリノ ミツカ)!よろしくな!」



「......。」



「反応しろよ。ばかやろぉーう。」



「あ?」



「やっと喋った!」



「あほか。」



「あほだ。」




それはそれは大真面目に言った。



「ばかだろ。じゃ。」



ニコッと笑い、ケータイに目を落とした。






てかあれ?なんかこの会話ついこの前したような...



まあいいや。





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