闇の音




私はどうすればいいのかわからず


ただ抱きしめられていた。


「ずっと探してたんだ」

もう駄目なんだよ爽ちゃん…


「やっと見つけた」


いまさら、もう―…



「こんなに遅くなってごめんね」


でも
私は待っていられなかった

爽ちゃん…


爽ちゃんを信じて待っていられなかったんだよ―…




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