ホワイトクリスマス
10分も経たないうちだっただろうか、


携帯が鳴った。


【受信メール:佐倉隼人】


手が震えている。


心臓がバクバク鳴っている。


私は両手で勢い良く受信BOXを開いた。


『メールありがとう。佐倉です。

学級委員、一人じゃ大変だろー?

俺がこれから一緒だから安心しろよな!(笑)

また明日~』


ちょっとSっポイメールがドMの私のハートをぐっと掴んだ。


私はメールを見た後、制服のホコリを取ったり、


美白パックをしたり、


カバンの中を整理したりと色々やった。


佐倉に見てもらいたかったからなのかもしれない。


恋に落ちてしまったのかもしれない。


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