ホワイトクリスマス
―――放課後。


「神林ー職員室行くよー」


佐倉が私に声を掛けた瞬間、クラス中の女子の視線が私に集中した。


「あっ、うん。いっ今片付けるから待ってて・・・」


私は動揺して上手く返事が出来なかった。


クラス中の女子が未だに私に視線を向けている。


[えっ何アレ、あの二人なんで仲良くなってんの?!]


と、四方八方から聞こえる。


私はこの空気に耐えられず急いで片付けて教室を後にした。
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