クレーン・ゲーム

「ここらは何度もききこみを繰り返して、何もないぞ？」

「あのタバコ屋は？」
「ああ、あそこは何度も聞いて、顔を覚えられたよ」

「じゃあ僕も聞いてみるよ」

「じいさん、元気か」
「おう、あんたらか。」

「おじいさん、ビルが倒れたとき、変わったことなかった？」

「さぁ、知っていることは全て話たが、まてよ」

「何か？」

「いや、でもなぁ…その日にどこかの若い会社員が、そこの向かえにクレーンゲームが設置してなかったか、と聞かれて、わしはそこはここ数年ずっとあき店舗だよ、どこかと勘違いしているんじゃないか、と答えたんじゃ」

「ほう、そんなことが。東！」
東にメモをとるよういう