DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>







――時は過ぎ



人は新しい土地で再び栄えた。

最初は各地に点在していた小さな集まりが、やがて大きくなり……国になるのは必然。

そして人が増え、国が栄えると共に。

次第に勢力を伸ばし、強大な力を持つ国々が現れた。




ウィルダネス西方の海岸線を制圧して大きくなった『ディラハン』

大陸ほぼ中央の山岳地帯から侵略を繰り返し、領土を拡大してきた
『エルカイザ』




大陸の大半の領土を占める隣接する二つの大国間で起こった戦争。



それは収束の気配すらなく長い年月続き、両国はそれぞれ、軍事を強化することに心血を注いだ。



圧迫される財政、荒れた土地。



とどまることを知らぬ混沌に。



世界は、人は、翻弄され・・・…







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