護りたい者のために

「俺もだよ、リン。お休み、いい夢みな」




そう言っておでこにチュッとして、リンの頭をゆっくりと撫でた




リンはすぐに眠についた。




「リン、何があっても俺が必ず守るから」





マクロが優しく、愛おしい表情を浮かべながら呟いたのを、リンは知らなかった





ーーー次の日、リンとマクロは宝玉があるといわれている洞窟へ向かった




しばらく森の中を進んで行くと、微かに妖魔の気配が感じ取れた




「リン、ここにかなり妖力の高い妖魔が近づいて来ている。気を引きしめとけよ」





『はい』

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