護りたい者のために

ドームにいた人達は爆風が止み、妖魔が倒された事に歓喜の声を上げていた




シ「リンは何処にいるんだよ?!リ――――――――――――――――ン」




ショウの悲痛な叫びにあたりは静まり返った




命を掛けて自分たちを守ってくれた人物がいない




一瞬にして悲しみに包まれ、泣声だけが響いた




リンの父母は声を押し殺して泣いていた




ジャンやグラン、隊員達も何も出来なかった虚しさだけが心に残った




すると湖がパアッと光り、丸い光に包まれた気を失ったリンが湖の中から現れた
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