護りたい者のために

ジ「あれは……、宝玉なのか?」




ショウはリンに近づいた




≪我が主は傷ついておられます。どうかお助けください≫



そんな声が辺りに響き、ショウの腕の中にリンが納められた




洋服はボロボロで身についている面積も少なく、綺麗な銀髪もあんばらに切られて短くなっていて、体中傷だらけだった




シ「リ……ン……?」




ショウが震えるながら呼びかけると、リンは薄っすらと目をあけた





『わ……たし……、いき…てる……の?』




ショウはボロボロと涙を流しながら言った
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