護りたい者のために
マクロは妖魔の心臓に剣を突き刺し、妖魔は砂になって消えた
「リン、死ぬなよ」
マクロはそう呟きながら、急いで洞窟に向かった
ーーーその頃、リンは洞窟の前にいた
"この中から聖気が感じられる・・・・・、急がないとっ"
そう思いながら走っていた
洞窟の中は回りに散りばめられている“光の石”によって、石どうしが反射し、水色に光っていた。
だか一カ所だけ赤い場所があった。
近づいてみると、松明の側に黒髪の男が座り込んでいた。
『大丈夫ですか?』
リンは急いで男の側に寄った。