護りたい者のために
―――しばらく二人は歩いていくと、目の前に大きな空洞が現れた。
その先に小さな祠があり、周りは湖に囲まれていた。
―――――"飛べ"
リンが念じると体は中に浮き、祠まで一直線に飛んでいった。
祠は荒らされた形跡もなく、宝玉も無事だった。
リンは男の元に戻り、
『案内していただいて、ありがとうございました。宝玉も無事回収できました(ニコ)』
「私も案内ができて光栄です。それに・・・・・・・」
『え?何ですか?』