護りたい者のために
―――医療室
マクロが医療室に着くと、部屋の中にはウォームがいて、リンの側にある椅子に座ってい
た。
「マクロ大使、任務お疲れ様でした。」
「ウォームか・・・・、久しぶりぶりだな?お前、少し見ないうちにまた大きくなったな。」
「マクロ大使も元気そうで何よりです。あの・・・・・・、リンはどうしたんですか?」
そう不安そうに聞いてくるウォームに、マクロはリンにかけられた呪いについて話した。
ウォームなら、リンの壊れそうな心を支えると思ったからだ。
全て話し終えると、ウォームはまるで自分に呪いがかけられたかのように、苦しそうな表情になり、
「俺、何があってもリンを支えます。いつだってリンは、俺を支えてくれたから・・・・・」