護りたい者のために
いつものようにウォームと修行していると、一人の警備員が二人の側にやってきて、二人に一礼すると・・・・・・
「失礼します。リン様、ウォーム様、室長がお呼びです。室長室まで来てほしいとのこと
です。」
リンが呼ばれたのはわかるが、"何故俺も?"という顔をして、二人は室長室へと向かった。
―――室長室
コンコン―――
『失礼します。リン・ロウナーとウォーム・アクレインです。』
ドアを開けて中に入ると、室長は自分の椅子に座り、コーヒーを飲んでいた。
「待っていたよ、二人とも。とりあえず座っていくれたまえ。」