護りたい者のために

二人が椅子に座ったのをみて、室長は引き出しから数枚の資料を取り出した。




「今回呼んだのは、リンの検査の結果が出たからだ。このことは、マクロ大使にはすでに伝えてある。ウォームには、これからはリンとはなるべくペアを組んで、リンを支えてほしいんだ。」




「そういうとことですか。はぁ〜よかった・・・・・・」



ウォームが呟いたのをみて、リンと室長はお互いに顔を見合わせて、クスッっ笑った



室長が手元にある資料をみながら、話しはじめた




「検査結果を見てみると普段の生活には何の支障もないようだ。だか、呪いはリンの体内にある宝玉にかけられているようなんだ。だから、今使える力の範囲を無理に上げて、体に負担をかけると、その代償が返ってくる可能性が高いから、くれぐれも無茶な戦いはしないでくれ。また極度な精神的負担も関係している可能性もあるから気をつけるように。」




そういいリンの顔をみながら
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