護りたい者のために
第一章
ザ――ザ――ザ――
「やーい、化け物リンがやってきたぞ。逃げろー。」
「これでもくらえ。
―――パン、パン。
数人の少年達は一人の少女に向かって石を投げつけた。
「あはははは、当たってんの!」
そういって少年達は何処かへ行ってしまった。
その場に残された少女は一人ぽつんと地べたに座り込み、空を見上げていた。
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