護りたい者のために

ロウに支えられ、一度教会の外に出て、安全な場所に座った



ロウは私の左袖をめくった


「あっ・・・・」



左腕からは血が大量にでていた



「お前、大丈夫なのか?」


『こんなのいつもと変わらないわ。平気よ』



「はぁ、お前って怖いものとか嫌いなものないわけ?俺はこんなに血が出ていたらかなり焦るけどな」



『・・・げ・・』



「何?」



『人間よ』
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