護りたい者のために
ガハハハッ
妖魔が子供を潰そうとした瞬間私は妖魔の頭に向かって鎌鼬(かまいたち)を放った
「ギャァァァアア、オノレ、人間メ」
『悪いけど消えてもらうわ』
最後に頭に扇を突き刺した
妖魔はあっという間に砂になった
「ママァ」
後ろでは子供と母親が抱き合っていた
「ありがとうございます、ありがとうございます」
『いいえ、それよりも早く広場に行ってください。ここは危険です』
「お嬢ちゃんはいったい・・・・・」
後ろにいた男達が次々とやってきた