護りたい者のために
『ロウ、あなたにはあなたを大切に想ってくれる親がいるんだから大切にしなきゃだめよ?』
「リン・・・・?」
『じゃあね!』
私はニコッと笑い妖魔がいるところに飛んでいった
「なんで、なんであんな悲しそうな顔をして笑うんだよ」
ロウの目から一筋の涙がこぼれた
「ロウ・・・・」
肩に手を置かれ振り返えると父親がたっていた
「親父・・・・」
「今はあの二人が無事に帰ってくる事を祈っておこう」
「ああ・・・」
生まれ初めて誰かを想った
この気持ちは一生忘れないだろ