護りたい者のために
残っている妖魔を片っ端から倒していった
何十匹め倒すと流石に疲れてきた
「ガーディアン、殺ス」
目の前の妖魔が襲いかかってきた
ガキンッガキンッ
『くっ・・・・』
攻撃を何回も受け左腕からは血が大量に出ていた
早く決着をつけようと力を溜めた瞬間、心臓をわしづかみにされたように痛んだ
『くっ・・・・・』
あまりの痛さにふらつき、その隙に妖魔に腹を蹴られた
ドンッ
激しい音とともに壁にぶつかった
妖魔が爪で私を切り裂こうと振りかざした
私は攻撃を紙一重で避け、後ろに回りこみ扇を振り下ろした
風とともに妖魔は砂となった
私は立っていられなくなり壁にもたれ掛かって意識を失った