護りたい者のために

『そんなことないわよ』



「今度は俺の番だ!お前はもう少し自分を大事にしろよ!」



『何故?』



「今回だってそんなに怪我をして。もしかしたら命を落としていたかもしれないんだぞ」



『私はガーディアンよ。妖魔を倒し続けなきゃいけないの』



「でも・・・・」



『私には未来がないの、今しかないの』



私達の間に沈黙ができた



「わかった。じゃあ無茶だけはするな!ダチの心配をするのは当たり前だろ?」


『ダチ?クスクス、ありがとう。少しは考えてみるは』



「何だよそれ」



始めて出来た友達



ちょっとこそばゆい感じがした



でもとっても嬉しかった



私とウォームは二日後村を立った
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