護りたい者のために
私の名前はリン・ロウナー。16歳。親元から離れて8年前からこの教団に入っている。ここには妖魔と闘う人達が共に暮らしている。この教団に入れば最後、抜けることは許されない。でも私はこの教団が1番気に入っているの。元々両親に気に入られなくて、上の兄ばかり可愛がられていたから。
『今日の朝食は何かなぁ♪』
私はシャワーを浴びたことで、頭がスッキリして、ルンルンな気分で食堂に向かった。
食堂に入ると、そこはもう人でいっぱいで騒がしかった。
「オーイ、リン。こっちだ」
声のするほうを見るとそこにはウォームが座っていた。
「おはよう、リン。」
『おはよう、ウォーム。わっ、今日はオムライスだ!ラキィー♪』
二人で朝食を食べていると一人の警備隊が近づいてきた。