護りたい者のために

部屋に戻ってベットに寝そべって泣いた



『う・・・っ・・・』



室長は全て知っていたんだ


私が今だに囚われている事を



トントン



カチャ



「リン・・・」



師匠が入ってきてベットの端に座り頭を撫でてくれた


「あいつから聞いた。故郷にいくんだってな」



私は師匠の胸に抱き着き子供のようにワンワン泣いた


『本当・・・はいき・・たくな・・い、でも・・・・このまま・・・じゃ・・いけ・・・・・ないから』



『すご・・くこわ・・・いよぉ』



「リンっ、ごめんな、一緒にいってやれなくて」



師匠の苦しそうな声が聞こえて



師匠は私が眠るまでずっと抱きしめていてくれた
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