護りたい者のために

街を進んでいくと一際大きな家と庭がある実家に着いた



8年前と何も変わっていなかった



大きな扉を開け中に入ると父、母、兄がソファーに座っていた



父「ここに座りなさい」



私は一列し指定されたソファーに座った



父「ここに呼んだのはジンの婚約パーティーを明日、我が家で行う。お前にも出席してもらう」



母「本当はあなたに何かに出席して欲しくないわ。ただでさえ家の恥なのに。先方がどこから入れた情報か知れないけどあなたが帰ってきたからにはしょうがないわ



父「お前に拒否権はない。服はこちらで用意する。お前は用意した馬車に乗って来るだけでいい



『はい、お父様』



父と母は汚い物を見るかのように私を見た
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