護りたい者のために
屋敷を出た後、私は街を一望出来る丘に向かった
ここはよく来た場所だった
お昼過ぎという時間だったため、誰もいなかった
私は被っていたフードを脱いだ
するとサラサラと銀髪が風になびいた
私の事は何を言われてもよかった
だけど教団の事を言われるのは我慢出来なかった
私はこの制服に誇りを持っている
この制服には意味がある
それは妖魔にガーディアンであることをわからせる為だ
そうすれば一般人への被害が最小限に抑えられる