護りたい者のために
*ラウside
昨日と同じようにお嬢様を迎えに行った
お嬢様は私の顔を見てはくれなかった
昨日の話しは側で聞いていたから知っていた
だから急いでお嬢様の後を追った
だが結果的にお嬢様を悲しませることになった
生まれた時からお世話をしているのに、情けない
次こそはと思いお嬢様を迎えに行った
部屋の中に入り振り返ったお嬢様を見て思わず顔が赤くなってしまった
昨日あった時もお綺麗だと思ったが、ドレスに身を包んだお嬢様は女神の様に美しかった
今度こそは必ず守ってみせる
end