護りたい者のために

『ありがとう、頼もしいわ(ニコ)』



そういって私はラウに腕を絡めた



するとラウは目を見開き、そしてさっきよりもさらに笑顔になり、ありがとうございますっと言った



私達は再び歩きだし会場に入った



会場に入ると一瞬静かになりまた騒がしくなった



私は微笑みながら兄達の元へ向かった



『お兄様』



私が呼ぶと兄は驚いた顔をし、すぐに戻した



『ご婚約おめでとうございます』



「ありがとう、リン。今日は一段と綺麗だね」
< 93 / 189 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop