呪いと祝福
彼女とはまあ家族構成が複雑なところが似てましたから、かなり仲良くなったんですよ。

それで…聞いてしまったんですよ。

彼女、ちょいとおかしな力を持つことを。

何でも中学時代、不登校だった彼女は、学校から紹介されて、とある集会?みたいなのに参加していたそうで。

不登校とか、問題のある子が通っている施設?でして、そのせいか個性的なコが多かったそうです。

そんな中、Kはとある女の子と揉めたそうです。

まあささいなケンカだったらしいんですけど、当時はお互いに若かったですからね(笑)。

Kは家に帰ると、真っ白い紙に赤いペンで何か模様のようなものを書いたそうです。

その時、頭に血が上っていたので何を書いたのか、覚えていないそうで…。

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