約束 -2-
しかしそれからしばらく経って…スーパーの袋を持った友華ちゃんを見てしまったんだ。
本当は、違った。
こんなことがやりたいんじゃなかった。
でもなぜか、体が勝手に動いて、気が付いたら友華ちゃんの背中を押していた───
「おいっ……!! 人が引かれたぞ!! 救急車呼べ!!!」
近くにいた男性が叫ぶ。
そして手が震えているか弱そうな女性が電話を掛けはじめた。
おそらく119番に。
本当は、違った。
こんなことがやりたいんじゃなかった。
でもなぜか、体が勝手に動いて、気が付いたら友華ちゃんの背中を押していた───
「おいっ……!! 人が引かれたぞ!! 救急車呼べ!!!」
近くにいた男性が叫ぶ。
そして手が震えているか弱そうな女性が電話を掛けはじめた。
おそらく119番に。