あなたの隣
「もうこんな時間なのに、ずっと側に居てくれたんですか…?」
不安そうに聞くと、
「あぁ。ビックリしたよ。振り返ったら、倒れてたんだから。」
先生はハハッって笑いながら、あたしの頭を軽く叩いた。
あたしって最悪…
先生にすごい迷惑かけて…
「迷惑かけてすいませんでしたっ!!」
頭を下げて、顔を上げてみると、先生が不思議なそうな顔をして、あたしを見ていた。
不思議そうな顔から、優しい笑顔になってあたしに言った。