心涙

「・・・・・」






「でも・・・」





「これは、誰のせいでもない、サヤの運命通りになっただけなんだ。



私達も君を恨んでなんかない。」





おじさん・・・絶対、そんな事思ってないはずだ。
必死に涙をこらえて思っても無い事を言ってるんだ。



嘘をついてるって顔に表さないように必死で笑顔を作っているのも
何となくだけど、分かる。








やっぱり、あたしは誰に何を言われようと、自分に犯した罪を
許せない。
何で、あの時・・・って思って後悔するばかり。






あたしは、一生この想いからは逃げられない。






それが報いなのかな。
悔やんでも悔やんでも悔やみきれない。









日も暮れ、いったん、家に帰った。
おじさん達に帰って体を休めてきなさいって言われた。





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