心涙
同じ言葉を何回も開けずに繰り返した。









「どけーー!!!」




後ろからもの凄いうるさいバイクの音が聞こえてきた。
その音は徐々に近づいてくる。





「きゃあっ」





一瞬何が起こったのか分からなかった。
自分に向かってきたバイクがギリギリで
横にそれたのは良いけど・・・・・。







「あっ・・・・あ・・あの・・・。大丈夫ですか!?」








うつ伏せになって声にならないうなり声を上げていた。







「あの、すいません・・・・」






「秀明ー!!大丈夫かー?」






「何してんだよー!プハハハッ」






後から来たバイクはそれぞれに何かを言って走り去った。
< 20 / 44 >

この作品をシェア

pagetop